そこに波があるから

台風が来ている。

台風のニュースを見る度に、第二の故郷でもある静岡を思い出す

静岡といえば台風中継のメッカって感じだ

御前崎・用宗ははずせない！

とばかりにリポーターが必死で風雨と戦っている

今思い出すとホントに静岡の台風は凄かった

居酒屋から帰れなくなり女二人ラブホに宿泊とか

翌日は国道沿いの木が倒れていたりとか

台風とはほとんど無縁の群馬ではあまりお目にかかれない光景の数々

で案の定若気の至りで海まで波を見に行くのだ

それを私たちの間では『波ハンター』と呼び

大学１、２年の頃は、台風の度に友人の車を走らせ高波を見に行った

「波にさらわれ…」なんてニュースを聞くと人ごととは思えない…

よく「なんでそんな馬鹿なことを～」なんて言うが

見に行きたくなってしまうのが人の悲しい性というか…

圧倒的な自然の驚異を見ることで

自分の小ささを再確認したいというか（臭い）

目の前に海があるから！そこに波があるから！

なんやかんや言ってみた所で

結局は自分がいかにヒマな学生生活を送っていたかを

痛烈に思い出し、懐かしいやら、後悔の念やら、

いろいろおセンチな感情を引き出させるのが

ほかでもない台風な訳で

たまに“あの”波を見に行きたくなるのです

はい、おセンチ文章でした